【資産運用】株式投資 既婚サラリーマンが行うべき投資方法【初心者向け】

まず改めて自己紹介をさせていただきますが、私は大学で金融工学を専攻して学んできました。
まず前提として、大学時代に専攻した金融工学の教授から”株に絶対はない。そんなものがあるとすれば、私はここにいない(こんなとこで働いていない)”と言われたことがあります。
金融のプロがそういうのですから、株で100%の確率で儲ける裏技なんてものはないということです。それを頭に入れた上で、既婚サラリーマンが行うべき株式投資についてまとめてみます。
株式投資とは

まずはじめに株式投資とはなんなのか確認していきます。まったくの初心者の方でもわかるように、さらに掘り下げて株式とはなんなのかからまとめてみます。
株式とは
株式とは企業が事業資金を集めるための手段として株式の発行が挙げられます。株式を購入した株主は、企業の出資者の一人となることができます。
企業は出資者に対して出資をしてもらった対価として、配当金・株主優待等を受け取る権利を与えます。
株式投資とは
株式投資とは、上記株式の売買・保有によって利益を得る事を目的とした投資のことです。今はパソコン上ではもちろんのこと、アプリの中で株式売買をすることができ、すぐに始めることができます。
インカムゲイン
株式投資を語る上で欠かせないのが”インカムゲイン”です。突然の横文字ですが、内容は全然難しくありません。
株式を保有中に発生する収益のことをインカムゲインといいます。
例を挙げると配当金がインカムゲインです。株式以外にも、不動産におけるインカムゲインは家賃収入になります。
キャピタルゲイン
もう一つかかせない横文字がキャピタルゲインです。
これは株式の売買によって発生する収益のことを指します。
例を挙げると10万円で購入した株式を12万円で売却した場合、差額の2万円(手数料・税金を除く)をキャピタルゲインと呼びます。
不動産におけるキャピタルゲインとは、4000万円で購入したマンションを5000万円で売却できた場合は1000万円のキャピタルゲインを得たこととなります。
株式の上下を左右する変数

株式投資を行う上で知っておかなければならないのが、株式の上下を左右する変数となります。もちろん、この変数自体を知っていたとしても、投資先の企業においてこの変数が今後どうなるかは知る由もありません。
ただし、中には自分で調べれば把握できる中身もありますので、それぞれについてみてみましょう。
企業の経営状況
株式投資を行う上で最も重要な要素が”企業の経営状況”です。
これは読んで字の如く、投資先企業の経営状況です。対象企業の売上の推移、利益率の推移、競合他社と比較した際の業界順位の推移、等全てを含めて経営状況ということができるのではないでしょうか。
経営状況については株式投資を行うまでに事前に調査することが可能で、企業の経営が上がり調子なのか、それとも経営が下がり気味なのかわかります。
株式の上下に経営状況は密接に関係しています。
これは経営が上がり調子であれば株式購入の対価として支払う配当金が増え、企業の出資者の人数は上がり調子になります。
配当金が上がれば出資者が増え、出資者が増えることで企業の保有資産画像化してさらなる投資が可能となり、プラスのスパイラルが回っていくことになるのです。
一方、経営が下がり調子であれば配当金は下がり、企業を応援したいと思う出資者の人数も下がっていきます。つまり、先ほどとは逆でマイナスのスパイラルが回っていくことになります。
株式会社にまつわる新製品やウワサ
現在の経営状況とは別に、今後どのような新製品を出す予定があるのか、企業はどんな新しいことを始める予定があるのか、こうした企業の”未来予想図”も株式の上下に関係してくる内容です。
簡単に説明すると、どんなに今の経営状況がよくなかったとしても、未来予想図が素晴らしく実現性が高いものであれば応援したくなる出資者は増えるはずです。
出資者が増えれば企業も配当金を増やすことができ、さらに出資者が増えていく・・・という中身です。
ただし、企業にまつわる新製品やウワサはオフィシャル情報としては我々の耳に入ってくることはなく、その情報が合っている保証はありません。
つまり経営状況とは異なり、これは不確定要素で株式投資を始める前に正確な情報として把握することはできない情報です。
世界情勢
世界情勢も株式の上下を左右する要因の一つです。
例を挙げると、大地震が起きたりすると株式ではなく現金を持っていたほうが安心では?という挙動に駆られ、株式投資家は売り傾向があるようです。つまり株式価格は下がっていきます。
一方、世界的に良いニュースが起きていくと、これからも世界情勢はポジティブに進み、景気も良くなるのでは?ということで株式投資家も買いに走り、株式価格は上昇傾向になります。
世界情勢については特に事前に知ることは難しく、この要因で大きく株式価格が上下する際は、気づいた時にはすでに遅しの場合が多いです。
既婚サラリーマンが行うべき株式投資

今回の記事で最もお伝えしたかったのがコレです。
インカムゲインを狙った”守り”の株式投資
既婚サラリーマンのみなさん、インカムゲインを狙いましょう。
インカムゲイン自体は日本株式だと高くとも7%(/年)前後と1発逆転のあるキャピタルゲイン程ではありませんが、我々サラリーマン投資家にはぴったりです。私も株式投資歴は1年も経たず短いですが、インカムゲイン目当てで株式投資を始め、少しずつ結果も出てきています。
それではなぜインカムゲインを狙うべきかご説明します。
理由①既婚サラリーマンには時間がない
企業によりますが、サラリーマンは平日8:30~17:30が就業時間が多いと思います。
平日は終日仕事をしていることを考えると、株式の上下をタイムリーに監視する必要があるキャピタルゲインを狙えるような環境ではないはずです。
理由②定期的な収入があるのがサラリーマン
また、サラリーマンの最大の魅力は定期的な収入があることです。
まとまったお金はなくとも、少しずつ株式投資へまわすことが可能であり、これを継続することで”複利×長期投資”の鉄板投資法則を行うことができます。
”複利×長期投資”の鉄板投資法則については以前記事にしましたので、ぜひ参考にしてみてください。
敢えてほったらかし投資にすべき
キャピタルゲインとは異なり、インカムゲインを狙う場合は敢えてほったらかしにすることをお勧めします。
株式価格を日々チェックする必要はありません。
インカムゲインにする目的
理由は株式価格を日々チェックすることにより、株式価格下が発生した場合に不安心を駆り立てられ、インカムゲインも得られないまま売却をすることを防ぐためです。
週一・月一くらいで株式価格をチェックするようにして、多少の上下ではへこたれない気持ちを持ちましょう。
我々既婚サラリーマンが行うべきはインカムゲインを目的とした長期投資です!!!多少の株式価格の変動には惑わされないようにしましょう。
まとめ

今回は私と似た境遇をお持ちの既婚サラリーマンむけに、株式投資で行うべき投資方法をまとめてみました。
今回の記事が株式投資で悩まれている皆様の手助けとなれば幸いです。