小学生でもわかる金投資【守りの資産運用】
こんにちは。kasaです。
現状資産の7割を資産運用にまわし、年利+14%で資産運用経験がありますが、現状コロナウイルスの影響-15%を記録中です。
こんな資産の乱高下を目の当たりにするとポートフォリオについて懸念が、、、
その懸念について先日、下記のツイートをしました。
【現状のポートフォリオの比率】 米国株25% 国内株15% 国内・外国債権30% 現金30% で保有中ですが、リバランスを検討中 REIT(不動産投資信託) 金投資 を始めたいと検討中 それぞれのいいとこ取りの資産運用がベスト、、、 よし、記事でまとめてみます #ブログ書け
といった具合に、現状のポートフォリオに懸念を抱いています。
今後の投資先には未だ投資経験の無い
- 金(ゴールド)投資
- REIT(不動産投資信託)
を検討しているものの、私は金(ゴールド)投資についての知見がありません。
そのため、今回は金投資についてまとめる記事を作成し、自分自身の投資先の検討に役立てたいと思います。
読者の方でも参考になる方がいらっしゃれば、一緒に成長しちゃいましょう!!
金(GOLD)の特徴からお勧めポイントを探そう
結論「サブサブの投資先としては優秀」といったところでしょうか。
メインの投資先として捉えるのではなく、資産の〜10%あたりを投資するのはアリだと思います。
その理由についてみてみましょう。
「有事の金」と呼ばれる所以〜価格の安定こそメリット?〜
「有事の金」という言葉をご存知でしょうか?
1960〜1970年代の米ソ冷戦時代に遡り「米ソが核戦争を始める」と緊張感が一気に高まったタイミングがあったようです。
その際にスイスでは各家庭で各シェルターを建てるようになりなりました。
こうした時代背景がある中で「資産は紙幣ではなく現物としての価値がある物」を残すべきだという風潮が広がり、「金」が注目されたようです。
一方、2020年3月現在の株価の推移と金の価格の推移をみてみましょう。
オレンジが日経平均、ブルーが金の価格の推移を表しています。
このグラフからわかることとしては
- 日経平均の価格が5年間の間に上下していても金の価格はほぼ横ばい
- 日経平均と金は比例・反比例していると一概には言えない
の2点ですね。
少なくとも株よりは安定していることがわかりました。
価値が下がりにくい理由は「有限であること」にある?
金の価格が下がらない理由は
- 地球上に存在する総量が決まっている(流通済:約17万トン、発掘前:約6万トン)
- 発掘前の金は少量であり、発掘自体に莫大なカネがかかる模様
- 金=富の象徴であり、装飾品に使用されることが多い
つまり、供給数は一定(有限)であるものの需要は増え続けるということ。
そりゃ金の価格が下がりづらいわけですよね。
配当金・複利・などの影響を受けないことがデメリット
一般的に投資では持っておくだけで利益を確保できる「インカムゲイン」が存在しますが、金投資では基本的に「インカムゲイン」は存在しません。
つまり、金100万円分を保有していたとしても「10年後に複利5%×10年で+62万」といったことにはなりません。
あくまで金100万円分は金100万円分のまま維持するだけです。
金の投資方法
金投資の方法は大きく分けて「3つ」あります。
純金積立(コツコツ積み立てたい人向け)
内容としては名前の通り、毎月定額を金へ積み立てていく方法になります。
特徴・メリットなどをまとめてみました。
内容 | |
メリット | ・コツコツ積み立てでドルコスト平均法適用 ・低コストから積立可能 |
デメリット | ・金の保有手数料が必要な場合がある |
いくらから | 1000円〜 |
ポイント | 積み立てた金はGOLDを現物で受け取ることも可能 |
金額の変動が少ない積み立て投資という位置付けになりそうです。
おすすめしたいのはこの投資方法
わたしはつみたてNISAで「株・債権へのインデックス投資」へ積立を行なっていますが、「金」へ積立できるだけの違いですね。
投資先を分散させたいという願いと、できる限りリスクをとりたく無いという願いをどちらも実現できる投資方法だと思います。
以前ドルコスト平均法についてまとめた記事がありますので、よろしければ参考にみてみてください。
現物購入で安心投資(金地金・金貨などを手元に置きたい方)
2つ目にご紹介するのは、金そのもの現物を購入する方法です。
内容 | |
メリット | ・世界の共通通貨ですので、世界中で換金可 |
デメリット | ・購入タイミングによっては高値で購入するリスク有り ・盗難リスクあり ・金の保有手数料が発生する場合あり |
いくらから | 金地金:2.5万円(5g~) ※3/20時点の時価より |
ポイント | 金貨であればプレゼントとしても最適(親子代々等) |
金は世界的に価格は一定ですので、どこの国でも一定価格で売却することができます。
現物の金を手元に置いておけば、有事の際に売却する際でも、金と引き換えにある程度の紙幣を手元に残すことができます。
ただし、現物を購入することになりますので金自体を盗られてしまう事もなきにしもならずですので、注意が必要です。
金ETF(投資信託のプロに任せる)
最後にご紹介するのは金EFTです。
金ETFとは金価格に連動した上場投資信託になります。
内容 | |
メリット | ・証券会社で取引可能 ・タイムリーな取引が可能 |
デメリット | ・金積立・現物購入に比べて複雑 ・買うタイミングによっては高値で購入するリスク有り |
いくらから | 5,000円程度〜 |
ポイント | ・信用取引が可能 ・金の現物と交換可能な場合が多い |
金を株式と同じような感覚で購入できるのが金ETFになります。
その上で現物と交換可能な商品も多いようですので、株としての手軽さと金現物が存在するメリットのどちらも享受できる投資商品となります。
オススメの位置付けは「ポートフォリオを分散させるための投資」
投資先の金(GOLD)について深掘りしてきましたが、お勧めしたい金の投資の位置付けは「サブ」もしくは「サブサブ」としての投資です。
メインで金投資をオススメはしたく有りません。
というのも良くも悪くも価格の変動が少ないため、金投資をメインの投資先としてしまうと、リターンを期待できないからです。
「現金が余っている人」「ポートフォリオの偏りを改善したい、分散させたい」こんな方達には適性◎の投資先だと思います。
実践を検討中の金投資の位置付け「一旦スルーで」
下記のリストの順に優先度を高く投資をしており、現在は1〜4まで実施しており、5、6に手を伸ばそうか悩んでいるところです。
- 外国株式
- 国内株式
- 外国債権
- 国内債権
- REIT
- 金(GOLD)
今回は金についての投資を学んできましたが、結論、私は一旦「スルー」させてもらおうかと思います。
というのもやはり、あくまでメインの投資先というよりも
- 現金が余っているから金としても持っておくか
- ポートフォリオをもう少し分散させたいから金も持っておくか
くらいのスタンスの投資先であり、投資の元本が多くない私にとっては今やるべき投資先ではないと判断したためです。
まとめ
今回は金への投資についてまとめてみましたが、如何でしたか?
投資先としてなかなか表舞台には出てきずらい金投資ですが、なんだかその理由が分かった気がします。
今回の記事が皆様にとって有益な情報となれれば幸いです。