固定費の削減で年間20万円を節約できた理由とコツを紹介
こんにちは。kasaです。
私は2019年の固定費が2018年比で年間20万円削減できました。
先日に下記のツイートをしました。
固定費 ・家賃 ・光熱費 ・通信費 ・自動車関連 ・保健 ・習い事代 ・新聞 ・エンタメサブスク ・クレカの年会費 私は上記を見直しただけで、 年間20万円を削減することができました 固定費の削減のいいところは 「一度」手間をかければ 「半永久的」に節約できる点
今回は手軽にできて、一度だけ意思を入れれば「半永久的」に節約することが出来る固定費の削減について皆さんに紹介しようと思います。
私は年間20万円の固定費の削減(2018年比)を実現していますので、皆様の参考になることが出来ると自負しております!!
この記事のポイント
- 年間20万円の固定費を削減した私が実績ベースで解説
- 「一度」意思入れを行えば「半永久的」に節約できる方法を解説
- 10個の固定費に対して節約術を提案
- 削減した20万円で毎年10000円を得る仕組みづくりを提案
固定費とは
結論「固定された毎月の支出項目」が固定費となります。
変動費とは異なり毎月変化しない支出額
その月の暮らしによって支払額が上下する「変動費」に対して、その月の暮らし方に関わらず毎月支払わなければならないのが「固定費」です。
例を挙げると、外出が多い月に支払額が上がる食費は「変動費」となり、1ヶ月間丸々家にいても丸々旅行していても支払う金額が変わらない家賃は「固定費」となります。
10個の顔ぶれたち
固定費には様々な種類がありますが、今回は10個の種類の固定費をご紹介します。
10個の固定費の顔ぶれ
・家賃(マイホームローン)
・通信費用(携帯料金・家のネット環境)
・自動車関連費用
・保健費用
・習い事代
・新聞などの購読費
・クレジットカードの年会費
・エンタメコンテンツの使用料金
・お小遣い
まずはこれらの固定費で削減できるモノはないか考えてみましょう。
月々の支払い額は小さくても、年間・10年間と期間を重ねれば大きな節約額となりますので、固定費の削減はどんなに小さくても積み上げていくことが大切です。
固定費を削減するメリット
結論「一度の意思入れで半永久的に継続して節約できる点」が固定費を削減するメリットです。
一度意思を入れれば半永久的に節約できる点が最大のメリット
変動費の場合は「食費の節約」や「電気代の節約」など、常に意識して継続する必要があるためストレスに直結しますが、固定費の場合は「一度だけ」意思入れすればいいので「節約術」としてのハードルは低いですね。
私も年間で20万円分の固定費を削減していますが、ストレスはほぼありません。
逆に固定費の削減を行う場合は「空調の使用を控える」や「外食を控える」ことが必要ですが、私はこうした意識的な節約をするとストレスを多く感じてしまいますね。
こうしたことから、節約の第一歩として「固定費の削減」を選択することをお勧めします。
ココがポイント
削減すべきでない禁断の領域もあります
ただし、固定費の中でも削減をすべきでない項目もあります。
それは「生活の質」に関わる支出です。
なぜなら生活の質を下げるとストレスに直結し「継続できない」もしくは「他方面に影響が出る」可能性が高いからです。
「個人の性格」によって生活の質を下げるかどうかは違いますので、無理のない範囲で削減を目指すようにしましょうね。
ココがポイント
10個の固定費の削減方法とは?
固定費の削減実績(20万円/年)
2018年 | 2019年 | 削減費用(/年) | |
通信費用 | ・7,000円(/月) ➡︎84,000円(/年) ※auを利用 | ・980円(/月) ➡︎11,760円(/年) ※格安SIMに乗り換え | 72,240円 |
習い事(ジム代) | ・8,250円(/月) ➡︎99,000円(/年) | ・0円 ※退会 | 99,000円 |
クレジットカード年会費 | 15,400円 ※GOLDカード | ・0円 ※楽天カードに乗換 | 15,400円 |
エンタメコンテンツ | ・800円(/月)+500円(/月)+980(/月) ➡︎27,360円(/年) ・NETFLIX+Amazonprime +楽天ミュージック | ・4,900円(/年) ※Amazonprime一本化 &支払いを年単位に変更 | 22,460円 |
合計 | 225,760円 | 16,660円 | 209,100円 |
10個ある固定費の中から4つを削減しただけで20万円ものインパクトがありました。
私は「自動車関連費」や「お小遣い」は聖域として未だ削減はしていませんので、これらも削減できる方は年間40万円程の節約が見込めるかもしれませんね。
家賃(マイホームローン)
まずは家庭の支出の2割から3割を占めると言われる家賃(マイホームローン)をみてみましょう。
住宅ローンを組んでいる場合は借り換えを検討しましょう
2020年4月現在、超低金利が続いており住宅ローンの金利は1%程度で借り入れることができ、私も1.18%の金利で組んでいます。
2006年の参考金利は3.02%(出典:住宅金融支援機構)ですので、私の借り入れた1.18%と比較すると1.84%も金利が低くなっています。
ココがポイント
2006年に4000万円の35年ローンを組んだ場合に借入するとどれだけお得かをみてみましょう。
借入中の住宅ローン | 借り換え後の住宅ローン | 差異 | |
ローン残高の元金 | 2812万円 | 2812万円 | - |
残りの借入期間 | 21年間 | 21年間 | - |
金利(全期間固定) | 3.02% | 1.18% | 1.84% |
毎月の支払い | 15.5万円 | 12.7万円 | 2.8万円 |
総返済額 | 3906万円 | 3177万円 | 729万円 |
今回の想定だと住宅ローンを乗り換えるだけで729万円を削減できることがわかりました。
ローンの借り換えには100万程度の手数料・経費がかかることが多いですが、それを加味しても乗り換えた方が固定費を削減できるメリットがあることがわかります。
借入銀行によってはそれ以外にも経費がかかる可能性がありますので、経費を差し引いても金額的にメリットがあるかを確認しましょう。
賃貸物件に住んでいる場合は住み替えか家賃交渉を
正直なところ、賃貸にお住まいの方が家賃を下げるのはかなりハードルが高いです。
ハードルが高いのは承知の上で固定費の削減方法を確認してみましょう。
メモ
意外と盲点なのが「家賃交渉」です。
ココがポイント
家を決めるタイミングで上の階の住人が騒がしかったら?目の前にビルが建設されて陽が入らなかったら?契約時に現在の環境であれば今の住まいに決めていなかったかもしれません。
住み始めてから契約時の条件と変化が生じた場合は「家賃交渉」で固定費削減を考えてみてもいいかもしれませんね。
通信費用(携帯料金・家のネット環境)
2つ目の固定費は通信費用に着目してみましょう。
通信費用とはいっても「スマホの通信料金」と「家のネット環境」の2つの通信費用があります。
スマホの通信料金
格安SIMを利用することで、大手3社(au,softbank,docomo)を利用する場合に比べて固定費を大きく削減することができます。
2018年 | 2019年 | 削減費用 | |
通信費用 | 7,000円(/月) | 980円(/月) | 6,020円 |
年間 | 84,000円(/年) | 11,760円(/年) | 72,240円 |
上記の表が私が「大手3社➡︎格安SIM」へ乗り換えることで削減することができた金額です。
格安SIMに乗り換えるために私がやったことはたったの3つです。
①契約していたauにTELをしてMNP番号を発行(10分)
②iphoneをSIM ロック解除(auのサイトで5分)
③ネット経由で格安SIMを申込(10分)
これだけで固定費をガツンと下げられるなんて素晴らしくないですか?!
固定費の削減の中で一番オススメしたいのがこの「スマホの通信費の削減」ですね。
ただし1点注意しておくべき点があります。
ココに注意
「回線速度」と「固定費」を天秤にかけて自分に合った方をとるようにしましょう。
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家のネット環境
よくある家のネット環境での落とし穴は「X年後から利用料金が上がる」パターンです。
2年後や3年後から上がるパターンが多く、私も3年後に上がるパターンです。注意しておかないとそのまま高い料金を支払うことになりますので、上がるタイミングでの乗り換えをお勧めします。
支払いはカードや自動引き落としの場合が多いため、利用料金が上がっていても気が付かない場合が多いようです。
ココに注意
料金が上がるタイミングで他社に乗り換える場合、乗り換え先で「キャッシュバックキャンペーン」を実施している場合が多いので、幾つかのネット回線業社を比較した上で乗り換え先を決めるようにしましょう。
携帯通信会社とセットで利用することで割引特典を受けられる場合もありますので、乗り換え先はよく比較しましょうね。
乗り換える際のポイント
・利用携帯との併用割引が無いかの確認
自動車関連費用
3つ目の固定費は自動車関連の費用となります。
自動車関連の費用には多くの種類が存在し、改めて並べてみると固定費がかなりかかっていることがわかります。
自動車関連の費用
②駐車場代金
③車検代
④自動車税
⑤自動車保険
私が1.5Lのハイブリットカーに支払っている固定費の具体例をみてみましょう。
支払額(月あたり) | 支払額(年) | |
①自動車本体代金 | 0円 ※120万完済のため | 0円 |
②駐車場代金 | 0円 ※マイホームのため | 0円 |
③車検代 | 約4,200円 | 約10万円(/2年) |
④自動車税 | 約3,300円 | 39,500円(/年) |
⑤自動車保険 | 5,000円 | 60,000円(/年) |
総額 | 12,500円 | 149,500円(/年) |
私の例だと①自動車本体代金と②駐車代金がゼロであるため、支払額(/月)が12,500円で収まっています。
しかし、300万の新車に5年乗る場合は実質60万円(/年)➡︎5万円(/月)の経費がかかることとなり、それに加えて駐車料金が1万程度かかった場合、月あたりの支払額の総額(①~⑤)が72,500円となります。
「乗る頻度」にも着目して考えることがオススメです。
私は1週間に3回程度、月に12回は自家用車に乗りますので、自家用車に乗るたびに支払う固定費は約1,000円(125,00円÷12)と考えることができます。
頻度が少なければ少ないほど1回あたりの支払額が大きくなりますので、そもそも自家用車を持つべきか「手放すという選択肢」も考えてもいいかもしれませんね。
ココがポイント
保健費用
5つ目の固定費として「保険費用」を挙げました。
また、医療費自体が「高額療養費制度」で月あたりの支払い上限額が「年収毎」に定められています。
ココがポイント
下記の表は全国健康保険協会より引用した「年収別に見た高額療養費制度の上限額」となります。
年収によって自己負担の限度額が下記のように定められておりますので、この金額を支払えない場合は保険で対応するのがいいかもしれませんね。
特に「差額ベット代」「先進医療費」「入院中の食事代」などは高額療養費制度の上限対象には含まれませんので、自己負担が必要となります。
自分の家族構成や収入状況によって正しい保険の選択をする必要がありますが、正直なところ素人である我々には「最適解」がどれであるかはわかりません。
ココがポイント
下記に保険の無料相談ができる「保険見直しラボ」のリンクを貼っておきます。もし保険の見直しを考えている方がいれば、まずは「プロ」に相談してみましょう。
忙しいママ必見!お家で保険相談♪【保険見直しラボ】習い事代
6つ目の固定費の削減として「習い事代」を挙げました。
大人の習い事と言っても多岐に渡りますが、私にとっての習い事代は「ジム代」でした。
下記が私が固定費としてジムに支払っていた金額になります。
2018年 | 2019年 | 削減費用(/年) | |
習い事(ジム代) | ・8,250円(/月) ➡︎99,000円(/年) | ・0円 ※退会 | 99,000円 |
合計 | 99,000円 | 0円 | 99,000円 |
8,000円で4回しか行かない場合は、1回あたりの支払額が2,000円です。
都度払いでも1回2,000円もあれば利用できると思いますので「利用頻度」から「1回あたりの支払額」を計算して、契約方法の変更を検討するのもいいかもしれませんね。
ココがポイント
・生活の質に関わる場合は「利用頻度」から契約方法の変更を検討しましょう。
新聞などの購読費
7つ目の固定費としては新聞などの購読費となります。
この項目も「生活の質」に関わる分野ですので、気の乗らない場合は無理に購読を止める必要はありません。
ただし、同じサービスを提供しているのにも関わらず「金額差」がある場合がありますので、注意が必要です。
例として日本経済新聞の料金を確認してみましょう。※2020年4月24日時点
月額 | 年額 | |
日本経済新聞(朝・夕刊セット版地域) | 4,900円 | 58,800円 |
日経電子版(電子版を単体で購読するサービス) | 4,277円 | 51,324円 |
差額 | 623円 | 7,476円 |
電子版にするだけで月額623円が安くなり、年間7,476円の固定費削減につながることがわかります。
ココがポイント
クレジットカードの年会費
8つ目の固定費として「クレジットカードの年会費」をみてみましょう。
私が契約していたカードは「飛行機に乗る際のマイル還元率UP」が売りのカードで年会費が15,400円でした。
2018年 | 2019年 | 削減費用(/年) | |
クレジットカード年会費 | 15,400円 ※GOLDカード | ・0円 ※楽天カードに乗換 | 15,400円 |
合計 | 15,400円 | 0円 | 15,400円 |
楽天カードに乗り換え、契約時に7,000円分のポイント還元も受け取ることができて満足しています。
年会費が高いほどカードの特典が優れている傾向がありますが、利用者のカードの利用状況が変わる場合はカードの見直しをお勧めします。
ココがポイント
・年会費無料のカードへ乗り換えてキャッシュバックを検討しよう
エンタメコンテンツの利用料金
9つ目の固定費は「エンタコンテンツ」の利用料金となります。
2018年 | 2019年 | 削減費用(/年) | |
エンタメコンテンツ | ・800円(/月)+500円(/月)+980(/月) ➡︎27,360円(/年) ・NETFLIX+Amazonprime +楽天ミュージック | ・4,900円(/年) ※Amazonprime一本化 &支払いを年単位に変更 | 22,460円 |
合計 | 27,360円 | 4,900円 | 22,460円 |
エンタメコンテンツといっても「映像系」「音楽系」の分野が存在し、それぞれの分野で様々な企業がサービスを展開しています。
エンタメコンテンツも「生活の質」に関わりますが、同分野で内容が重複していないか注意するようにしましょう。
私の場合はNETFLIXとAmazonprimeが映像分野で重複、Amazonprimeと楽天ミュージックが音楽分野で重複していましたので、Amazonprimeに一本化することで固定費の削減を実現しました。
下記の表はAmazonprimeの会費で「月払い」と「年払い」を比較したものです。※2020年4月24日時点
月額 | 年額 | |
Amazonprime 月払いの会費 | 500円 | 6,000円 |
Amazonprime 年払いの会費 | 408円 | 4,900円 |
差額 | 92円 | 1,100円 |
年払いにしただけで1,100円(/年)を節約できることがわかります。支払い方法を変えるだけ削減できますので、月払いにされている方はサクッと支払い方法を変えちゃいましょう。
Amazon primeが気になる方はコチラココがポイント
・「同分野」で複数サービスを契約している場合は内容の「重複」が無いか確認しよう。
お小遣い
最後の固定費は「お小遣い」です。
我が家は私と嫁にそれぞれお小遣い制度を導入しており、飲み会代や衣服費もそこから捻出するようにしています。
お小遣いは夫婦の関係にも影響してきますので、相手に「無駄遣い」の兆候が無ければ敢えて下げる必要はないと思います。
ココがポイント
・「生活の質」に直結するため、無理に下げることはやめましょう。
節約した20万円の使い道
これまで固定費の削減の方法について解説してみましたが、節約するだけではなく「もう一歩先」を考えてみましょう。
資産が増える仕組みを理解しよう
上の表は資産を増やすための仕組みを表しており、資産を増やす方法が3つある事がわかります。
資産を増やす3つの方法
②支出を減らす
③資産を運用して増やす
今回の記事では「固定費の削減」をまとめましたが、これは「③支出を減らす」に当てはまります。
支出の削減によって資産が増えますので、次のステップである「③資産を運用して増やす」へいく事ができれば、更に資産が増える良いスパイラルを起こす事ができます。
毎年10,000円を得る仕組みを作ろう
節約したお金の使い道として最もお勧めなのは「高配当株で毎年5%を手に入れる仕組み作り」です。
せっかく固定費の削減で手に入れたお金ですから「消費」で使うのではなく、「投資」に使う事で更にお金を手に入れる「仕組み」を作る方に使う事をオススメします。
私は10万円からできる投資方法として下記の4つの方法をオススメしています。
10万円でできるお勧め投資法4選
・高配当株で毎年5000円を手に入れる仕組み作り
・WealthNavi(ウェルスナビ)で全自動の資産運用を始めてみる
・iphoneSEを購入して格安SIMデビュー
・ノイズキャンセルヘッドフォンを購入して在宅ワークの効率UP
それぞれにメリットが存在するため、単なる「消費」をするよりもオススメですよ。
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まとめ
今回は固定費の削減についてまとめてみましたが如何でしたでしょうか?
内容をまとめておきましょう。
ココがポイント
今回の記事が皆様にとって有益なものとなっていれば幸いです。