マイホームで失敗・後悔した話をブログで公開【20代×4,500万】
こんにちは。kasaです。
これからマイホームの購入を検討されている方は「絶対に失敗は避けたい」「マイホームを購入してから後悔なんてしたくない」という思いをされている方は多くいらっしゃると思います。
一般的に多くの方は「マイホームは3回建てないと理想の家にはならない」と言いますが、その通りかもしれません。
しかし、一般人はマイホームを3回も建て替える余裕はありませんので、1回でサクッと理想的な家を購入できるように準備しましょう。
今回は20台で4500万円のマイホーム(中古戸建)をフルローンで購入した私が体験した「失敗・後悔した話」についてご紹介しますので、マイホーム購入にあたって参考にしていただければと思います。
この記事でわかること
・筆者がマイホームの購入で失敗・後悔している5点
・失敗しないために心がけてほしい3つのこと
・失敗の裏で良かったと感じている点
失敗・後悔している5点
私は中古の戸建を20代で購入するという決断をしました。
結論としては満足している点もあるものの、失敗してしまったな・・・と後悔している点もあります。
今回は筆者である私がマイホームの購入にあたって後悔している点を5つご紹介しますので、皆様がマイホームを購入される際の参考にしていただければと思います。
失敗したと後悔している点
・ローンの組み方
・間取り
・陽当たり
・屋上
・土地の形
それでは早速それぞれについて詳細をご紹介します。
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参考【比較】マイホームvs賃貸〜4500万円で中古戸建を購入〜
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ローンの組み方は固定金利ではなく変動金利にすべきだった
まず第一に後悔している点はローンの組み方で「全期間固定金利」を選択した点です。
固定金利ではなく「変動金利を選択しておくべきだった・・・」と後悔しています。
というのも、変動金利は固定金利に比べて「金利が低い」というメリットと「返済中に金利が上がるかも」というデメリットを持ち合わせています。
これからの日本では「景気は少しずつ悪くなる」と考えるのが一般的な意見で、それに伴い「金利も引き下げられていく事」が予想されます。
つまり、今後も景気が悪くなり続ければ「金利は下がる一方」ということになり、変動金利のデメリットである「金利が上がるかも」という点を心配しなくていいということになります。
要するに今の状態だと変動金利は「金利が安くて金利が上がる心配も少ない」という好条件であるため、固定金利を選んでしまった私は後悔しています。
固定金利と変動金利の金利の違い
上の図は三井住友銀行で住宅ローンを組む場合の適用金利となりますが、変動金利の0.475%と30年固定金利の1.2%ではかなり開きがある事がわかります。
金利の違いだけだと実際の返済金額がわからないと思いますので、返済金額に焦点を当てて確認してみましょう。
固定金利と変動金利における返済金額の違い
固定金利 | 変動金利 | 差異 | |
借入金額 | 4500万円 | 4500万円 | なし |
借入年数 | 35年間 | 35年間 | なし |
適用金利 | 1.2% | 0.475% | 0.725% |
毎月の返済額 | 131,266円 | 116,316円 | 14,950円 |
総返済額 | 55,131,485円 | 48,852,912円 | 6,278,573円 |
上記の表は固定金利の場合と変動金利の場合の返済金額の差異を示した表となります。
適用する金利の種類を変えるだけで月々の支払額は約1.5万円、総返済額は約628万円も変動金利での支払いが安く済む事がわかります。
世界情勢・日本の情勢をしっかりと学んでからローンを組めばこのお金の分だけ損をせずに済んだのか、、、と悔やんでいます。
固定金利は金利が上がる心配をしなくていいためストレスフリーですが、「金利が上がらない」というメリットと「総返済額の差異」を天秤にかけた上でローンを組む事をお勧めします。
とはいっても変動金利の場合、予想を反して金利が上がる場合もあるので注意
間取りは4LDKもいらないですわ。
次に後悔している点は間取りです。
4LDKのマイホームを購入しましたが、3LDKにして1部屋あたりの大きさを広くした方がよかったな、、、と後悔しています。
というのも、 kasa家の家族計画は「夫婦+子2人の4人家族」であり、子供達のそれぞれの部屋と夫婦の寝室で合計3部屋に加えてリビングさえあれば十分だったからです。
4部屋があると1部屋は余ってしまい、物置(不要なものしかない)になるのが目に見えています。
それなら1部屋を削り、それぞれの部屋の大きさを広くして収納スペースに充てたりしてもよかったのかな、、、と後悔しています。
私の場合は中古戸建を購入したため、購入した家が4LDKだっただけなのですが、3LDKでもう少し安価な家を購入しても良かったのでは、、、と思っています。
マイホームの購入を検討されている皆様には「家族計画」を良く考えた上で「最低限の間取り」で検討される事をオススメします。
必要以上の間取りにすると「物置部屋」が増えてしまうだけかも
陽当たりは南側以外もみるべきだった
後悔している3つ目の点は「陽当たり」です。
中古戸建ですので、内覧をさせてもらい陽当たりについても確認した上で購入したつもりでしたが、住んでみると意外と陽が入らないぞ、、、ということに気づきました。
やはり、注文住宅でも中古でも陽当たりはそこ住居で生活をしてみないとわからない点が多いと思いますが「窓は南側以外にも多く確保した多い方が良い」と感じています。
私が購入した中古戸建は住宅密集地に立っており南側は平屋建てのため、2階のリビングに関しては窓も大きく陽が入りますが、それ以外の方角は陽当たりがほぼ皆無です。
「朝は東の窓から朝陽を浴びて、夕方は西陽を感じながらのんびり」なんてのが理想的でしたが、南側のまどだけだと朝陽も西陽も中途半端です。
南側からの昼間の陽当たりだけをみて「陽当たり良し」と判断しましたが、読者の皆様には「朝から夜まで過ごす」という生活を想像した上で陽当たりを判断することをお勧めします。
日当たりの確認は朝から夜まで想定して考えよう
屋上防水って維持費がばかにならない
後悔している4つ目の点は「屋上」です。
屋上があれば子供と遊べるしBBQもできるし「屋上はあるに越したことはない」というのがマイホームを購入するまでの私の意見でした。
ただし、屋上があると子供と遊べますしBBQもできますが「維持費がかかる」という点を見逃していました。。。
ウレタン塗装 | kasa家 | |
耐用年数 | 10年程度 | 今やるべき ※築10年のため |
金額 | 約5,000円(/平米) | 約20万円(/40平米) |
上記の表はとある施工会社に話を聞いた際の屋上のメンテナンス費用です。
10年で20万円ほど必要となりますので、年間2万円程度の維持費ですね。
他にも防水の種類はあるようですが、一番安価なものでこの値段です。意外と高いというのが私の印象です。
マイホームを検討されている方は、屋上を作るメリットとデメリットを天秤にかけた上で屋上を設置するかどうか検討する事をお勧めします。
家の設備を入れる際はメリットと維持費を天秤にかけるようにしよう
土地の形が旗竿地は避けた方がいいかも
私が購入したマイホームの土地が「旗竿地」という点にも後悔しています。
上記の図は我が家(旗竿地)のイメージ図となりますが、旗竿地とは「道路に接する土地が細い通路状の土地となっており、その奥に家の敷地がある土地の形状」のことを指します。
旗竿地のメリットは「四角の形状の土地に比べて安価」であるため、私も立地の単価に比べると安価で取得をする事ができました。
しかし「建て替えの際に不利になる」という点で旗竿地はお勧めしません。
私がマイホームを購入する際は陽当たりがちょっと悪いくらいで問題なし、と軽く考えていましたが、中古戸建を購入するにあたって将来的に検討する「建て替え」では旗竿地がデメリットとなる事を知りませんでした。
どうやら工事をする上で機材の搬入が困難であったり、足場に組み立てが困難であるようで、建て替えに伴う費用が四角の戸建に比べて割高になってしまうようです。
せっかくの建て替えなのに必要以上の経費がかかる事がわかってしまったため、将来的には建て替えはせずにリフォームで済ませたいなと考えています。
マイホームを検討されている皆様もできれば旗竿地の土地は選ばずに四角の土地を選ぶようにしましょう。
失敗をしないために心がけてほしい3つのこと
私のように「購入してから後悔する・・・」なんてことを避けるために「失敗をしないために心がけて欲しいこと」をまとめてみました。
失敗をしないために心がけるべきこと
・とにかく時間をかけて検討すること
・「家族計画」を夫婦でよく話し合うこと
・「絶対に譲れない事」を1つだけ選んでおくこと
この3つを徹底することさえできれば、少なくとも大失敗をすることは避けられるはずです。
それぞれの詳細について確認していきましょう。
とにかく時間をかけて検討する
まず第一に意識して欲しいこととしては「とにかく時間をかけて検討する」ということです。
急いで購入を検討してしまうと、焦りによって冷静な思考力が失われてしまう恐れがあります。
というのも冷静な思考力が失われると、本来の「家を購入する目的」を熟考しないまま「購入する事」を第一の目的としてマイホーム購入が進んでしまう恐れがあるため、注意が必要です。
例えば、本来は「家を購入する目的」があった上で、その条件に適した間取りや立地の家を検討する流れとなりますが、焦りによって冷静な思考力が失われると順序が逆転してしまい、理想的なマイホームを購入できない可能性があります。
ちなみに私の場合は焦って購入してしまいました
希望の立地にいい条件のマンションや土地が見つかると「これを逃すと次がいつになるかわからない・・・」と焦りが出てしまう方が多いようです。
日本という大きな視点で考えてみると高齢社会ですので、いま土地や家を保有されている高齢者の方が減ってくると、これからは空き家がどんどん増える事が想定されます。
つまり、急いで買う必要なんてないんです。
慌てずにじっくりと熟考した上で購入する事をお勧めします。
マイホームは逃げはしないので、じっくりと熟考した上で購入を検討するようにしましょう
家族計画を夫婦でよく話し合うこと
マイホーム購入で失敗しないために心がけて欲しいことの2つ目は「家族計画について夫婦で良く話し合うこと」です。
マイホームを購入される方の多くは単身ではなく家族がいる方だと思います。
家族がいる方だと、将来的にどういった家族像を理想としているかによって、マイホームのあり方も変わってくると考えています。
私は下記の内容を夫婦で話し合った上でマイホームを購入しました。
・子供は何人欲しいのか?
・ペットを飼う予定は?
・転職や転勤の可能性は?
・共働き?世帯年収は?
特に子供の人数や勤務地、世帯年収の推移によってマイホームの間取りや立地、金額面が決定されてきますので、夫婦で納得するまで話し合うようにしましょう。
夫婦で将来的な家族計画の姿が統一できていれば、マイホーム購入にあたっても大失敗することはないはずです。
絶対に譲れない事を1つだけ選んでおく
失敗しないために注意して欲しいことの3つ目は「絶対に譲れないこと」を1つだけ選んでおくことです。
譲れない事を1つに絞ることができれば、他の点が希望通りではなかったとしても「大失敗」は避ける事ができます。
ちなみに「パレートの法則」という言葉をご存知でしょうか?
決定事項のうちの2割が満足度のうちの80%を占めており、その2割さえ抑えていれば80%の満足度を得る事ができる。言い換えれば残りの8割の決定事項が希望通りではなかったとしても、満足度の影響は20%だけ。
パレートの法則
このパレートの法則から考えると、絶対に譲れない事を1つないし2つだけ決めておけば、マイホームで80%は満足できるという事です。
実は私自身も「立地」を絶対に譲れないことに決めてからマイホーム選びをしましたので、満足度は高いんです。
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20代で4,500万のマイホーム:よかったと思える点は??
購入にあたって失敗した点ばかりを紹介してきましたが、当然満足している点もあります。
満足している点
・立地の良さ
・若いうちから不動産投資ができている点
立地の良さは最高です
前項でもお話ししましたが「マイホームでこれだけは譲れない」という観点で、私たち夫婦は「立地」を上げることにしました。
というのも共働きで子供ができてからも出来る限り夫婦で働き、電車通勤をする予定だったからです。あとは駅近で交通の弁が良い土地に住むことで、子供たちに資産を残してあげたいという理由もありました。
家選びの際も「首都圏内の主要駅から徒歩圏内の土地付き一軒家」という観点で絞り、今のマイホームを購入することにしました。
正直なところ、購入したマイホームは立地の良さは夫婦の希望通りでしたが、他には失敗したなあと思う点はいくつもあります。
ただし、一番譲れない1つが希望通りでしたので、満足度は高いです。
若いうちから不動産投資をできている点
もうひとつ満足している点は「若いうち(20代)にマイホームを購入できたこと」です。
というのも、若いうちにマイホームを購入できた事で、毎月の家賃を不動産(マイホーム)へ投資できているからです。
例えば6万円の家賃に35年間住んだ場合、それだけで2520万円もの現金を「投資ではなく消費」に充てていることになります。
家賃で消費するはずであったお金を全て不動産投資に充てる事ができている点には非常に満足しています。
早いうちから将来設計をできたことで、早いうちにローンを完済して老後の生活を楽しむ事ができる点にも満足しています。
まとめ
今回は私がマイホームの購入にあたって失敗したと後悔している点をまとめてみましたが、いかがでしたか?
最後におさらいをしておきます。
失敗したと後悔している点
・ローンの組み方
・間取り
・陽当たり
・屋上
・土地の形
失敗をしないために心がけるべきこと
・とにかく時間をかけて検討すること
・「家族計画」を夫婦でよく話し合うこと
・「絶対に譲れない事」を1つだけ選んでおくこと
満足している点
・立地の良さ
・若いうちから不動産投資ができている点
この記事を参考に、素敵なマイホームづくりをしてもらえることを祈っています!!