貯蓄率35%だとFIREまで何年必要かシュミレーションしてみた
こんにちは。kasaです。
30歳を目前控えて本業のサラリーマン業では任される仕事のレベルが上がり、給与も上がる見込みも出てきました。とはいえ、思いは「家族第一優先、健康優先、仕事は2の次」です。笑
こんなストレスフルな毎日からの脱却を目指し、早くリタイアしたい・・・こんな希望を唯一の救いに毎日の仕事に励んでいます。
さて、FIREを目指すためにも支出の最適化と貯蓄率の向上を目指して入るものの、実際いまの貯蓄率だとFIREまで何年かかるのか?が疑問に思いましたのでまとめてみることにしました。
貯蓄率とは
まずは今回の話の根幹にもなる”貯蓄率”とはなんなのか?について確認しておきましょう。
貯蓄率を計算する上では「手取り年収」がキーになりますので、意識して忘れないようにしましょうね。
注意ポイント
注意が必要なのは「貯蓄額÷年収」ではなく「貯蓄額÷手取り収入」という点
貯蓄額÷手取り収入額
上記にあります通り、貯蓄率とは「貯蓄額÷手取り収入額」で計算される割合のことをいいます。
つまり、
月の貯蓄率の計算
手取り月収:20万円 × 貯蓄額:5万円
貯蓄率:5/20=25%となります。
ちなみにこの場合、貯蓄率を40%に上げたい場合、方法は2つあります。
貯蓄額を40%にあげる2つの方法
- 手取り収入を5万円上げる方法
- 支出を3万円下げて貯蓄学位を8万円にする方法
1つ目の場合、手取り収入を5万円あげればその分貯蓄額も5万円あがりますので、手取り額25万円、貯蓄額10万円で貯蓄額は40%となります。
2つ目の場合、支出を3万円下げればその分貯蓄額も3万円あがりますので、手取り額20万円、貯蓄額8万円で貯蓄額は40%となります。
同じ貯蓄額40%だとしても、家族構成や年齢、居住地域によって2つのパターンのどちらが適しているかはそれぞれ異なる気がしますね。
貯蓄率ごとのFIREまでの必要年数
上記グラフを見ると、FIREまでの必要年数は貯蓄率と投資リターンの割合のみで計算することができます。
つまり、大切なのは投資リターン率を上げていくことと、貯蓄率をあげること、この2つだけのようです。資産運用をする上では”投資リターンをどうあげるか”に焦点がいきがちですが、それと同じように”貯蓄率をどうあげるか”についても考える必要があるということですね。
どんなに年収が高くても支出が多ければFIREは不可能だが、年収が低いとしても支出が多くなければFIREは可能ということ
我が家の年間の貯蓄率は35%くらい
ちなみに我が家の年間の貯蓄率はおよそ35%です。※ざっくり手取り収入が夫婦で650万円ほどで、貯蓄額が250万円ほどと計算しています。
貯蓄率35%でFIREまでに必要な年数・・・
上記のグラフを見てみると、FIREまでの必要年数は投資リターン1%の場合は40年、投資リターン10%の場合は20年のようです。現実的な投資リターン4%〜5%の場合、25年〜30年程度ですね。
このままだとFIREは非現実的、というか、ただ小金持ちの状態で定年退職するおじさんが完成するだけの見込みです。
30代でFIREしたいんだが、、、、
とはいえ私の目標としては、体が元気なうちにFIREをして家族での時間を増やし、旅行や毎日の生活での思い出を増やすことです。60歳まで待つのも別に悪い話ではない(一般的な定年退職な年齢ですし)ものの、魅力的には感じない、、というのが本音です。
家族との時間を増やしたいし、いまのストレスフルなサラリーマン生活から逃げ出したい・・・というのも本音。
あと10年でFIREするには
上記のグラフから考えると、10年でFIREするためには貯蓄率を少なくとも60%、投資リターンに左右されずに達成するには70%を達成する必要があります。
我が家の場合、手取り収入が650万円ほどで、貯蓄額が250万円ですので、10年でFIREする方法は2つあります。
我が家があと10年でFIREするには
- 手取り収入を400万円上げる方法
- 支出を150万円(月12万円ほど)を下げる方法
- サイドFIREとして10年後からは事業収入orバイトで小銭を稼ぐ
1つ目の手取り収入を400万円あげるのはなかなかハードルが高く、転職or副業で達成するというのが現実的かもです。現職の待遇自体には不満はないので、まずは副業をコツコツ続けるほかないですね。
2つ目の支出を年間150万円下げる方法ですが、簡単なのはマイホームを手放して極安物件に引っ越すことです。とはいえ、マイホームも投資の一貫としていますので、こちらも現実的ではなさそうです。
3つ目のサイドFIREが現実的ですね。
10年でスパッと本業自体はやめてしまい、それ以降はサイドFIREとして配当収入に加えて事業収入(今の副業を育てる)&バイト等で月に10万円ほど稼げれば、なんとかなりそうです。
ココがポイント
完全FIREは難しくとも、サイドFIREなら一般的なサラリーマンも現実味がある!!
所感
今回はFIREに向けての貯蓄率をまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
漠然と”FIREしたい”と考えてはいたものの、現実的な数字として整理したことはなかったので私自身勉強になりました。
これからの目標としては10年後(30代のうち)にFIREではなく、10年後(30代のうち)にサイドFIREとしようと思います。とはいえ、投資リターンは今後どうなるか予想もできないので、まずは目の前の支出最適化で貯蓄率をコツコツ上げることを進めようと思います〜。