”長期期間”×”複利”で資産運用することのメリット
こんにちは。kasaです。
私は積み立て投資をポートフォリオのメインとして運用しており、長期投資で気長にほったらかし投資を実践中です。
先日、投資方法についてこんなツイートをしました。
【#長期投資 ×#複利 がとにかくアンパイな話】 長期投資:リスク分散 複利:雪だるま式に資産増加 ×:相乗効果で無双できる 相性良:インデックス分散投資の積立 初心者向けなのがこの投資方法のいいところ 私はこの方法で 「ほったらかし投資」を実践中です #ブログ書け#資産運用
私は初心者の方には
- 長期投資でコツコツ投資
- 複利で投資ができれば雪だるま方式で資産が増える
といった2点をお勧めしています
今回は資産運用でかかせない”複利”と”長期期間”を掛け合わせた時の相乗効果についてまとめました。
みなさんがこれから資産運用を行う上で理解しておく事が重要ですので、ぜひ最後までご覧ください。
複利とは
複利とは単利と並ぶ利息の計算方法の一つです。
通常、投資した元本をもとに投資は行われていきます。
単利と複利の違いは運用を行う中で利益を得た際に、利益を元本と合わせて更に投資枠として使うかどうかの違いです。
単利は運用で得た利益は元本には組み入れず、元本だけを運用していく仕組みです。
複利とは単利とは異なり、運用で得た利益を元本に組み入れ、運用されていく仕組みになります。
複利投資のメリット
言葉だけだとイメージしにくいと思いますので、具体例を挙げてご説明します。
例として、金利を5%と仮定して100万円を30年間運用した場合を想定してみます。
単利と複利の例を挙げて差異を確認しましょう。
単利で運用する例を見てみよう
単利の場合は元本100万円のみを30年間運用し、毎年5%の利益を得ることになります。
100万円×105%=105万円
つまり、5万円を毎年利益として得ることになりますね。
この利益(5%)は貯蓄となり、運用はされません。
30年間で
5万円×30年間=150万円
の利益を得ることができます。
元本の100万円と合計し、250万円がで手元に残ることになります。
複利で運用する例を確認してみよう
一方、複利で運用した場合、毎年5%の利益を得ることには変化はないですが、毎年得る利益を元本と掛け合わせて運用することになります。
例えば初年度
100万円×1.05=105万円
つまり5万円を利益として得ますので、
翌年度は105万円を運用し、
105万円×5%=110.25万円となります。
翌々年度は、110.25万円を運用し、
110.25万円×105%=115.76万円となります。
つまり、複利では毎年の利益が出るたびに元本が増えていくため、雪だるま方式に利益も増えていくのです。
30年間で
100万円×105%×105%・・・=432万円となり、
332万円の利益を得ることができます。
単利と複利の場合を比較する
これまで単利の場合と複利の場合の例を確認してきましたが、それぞれの例を比較してみましょう。
まず、30年間運用した場合の最終的な評価額は
- 単利の場合:250万円
- 複利の場合:432万円
となり、同じ元本100万円スタートでも30年間で182万円の差が開いてしまいました。
複利の投資がいかに有効かがみて取れます。
今回の例をグラフに表してみましたので、下記の表を確認してみてください。
長期投資との相性がいい理由
時はカネなり
できる限り長い期間投資を行うことが複利のメリットを最大限に活かすための条件となります。
これは前項でも述べたように、複利自体が時間をかければかけるほど元本が増え、雪だるま式に利益を得られる仕組みに形成されているからです。
そのためにも皆さんに実践していただきたいのは、すぐにでも運用を始めるべし!!!悩んでいる期間がもったいないですよ!!
ということです。
始めるかどうか迷っているその時間自体がもったいありません。
低金利の定期預金等で眠らせている資産があるようでしたら、是非、長期期間×複利を用いて資産を増やしていきましょう!!
ドルコスト平均法が活きる
ドルコスト平均法とは何なのかからご説明致します。
ドルコスト平均法とは、為替変動の話や外貨預金の話ではありません。
株や投資信託商品を購入する際に、定期的に一定金額分購入していく方法のことを指します。
ドルコスト平均法についてまとめた記事がありますので、是非参考にしてください。
一度に多額の売買を行うデメリット
株価は常に評価額が上下しますが、定期的に一定額分を購入していくと、株価が高い時には量を少なく、株価が安い時には量を多く買えることになります。
株式投資には一度に多額の決済を行う方法もありますが、それが株価が高い時だった場合、、、株を売る際には購入時よりも価値が落ちてしまう可能性が高くなります。
つまり一度に多額の売買をすると「ハイリスクハイリターン」となってしまいます。
ドルコスト平均法を用いるメリット
一方、ドルコスト平均法を用いて長い期間で投資を行うことで、
- 価格が高い時には量を買い過ぎない
- 価格が安い時に多くの株式を買うことができる
といった形で、株価の変動に左右されないリスク分散がとれた投資を行うことができます。
一度に多額の売買 VS ドルコスト平均法 で比較
毎月3万円ずつ積み立てた場合を想定し、グラフを作成してみました。
毎月一定金額を購入するため、平均した時に一口あたりの平均取得金額が毎月一定の口数を購入した場合よりも安くなっていることが確認できます。
ドルコスト平均法を用いることで、一口当たりの平均取得単価を下げることができることがお分かりいただけたと思います。
つまり”長期期間”×”複利”で投資を行うことで、お金儲けのための投資を行ったとしても、損をするリスクを最低限まで低くすることが出来ることがわかるかと思います。
長期投資×複利の投資例
これまで長期投資と複利の相性がいいという話をしてきましたが、実際にどういった投資方法が当てはまるのか、実例を挙げて見てみましょう。
つみたてNISAでインデックス投資
私が実践する投資方法をご紹介します。
私が投資しているのはインデックス投資で複利となっています。
投資額は毎月66,666円で4資産分散投資
私はつみたてNISAをメインの投資先としており、毎月66,666円を積み立てています。
つみたてNISAの投資先はインデックス投資で
- 米国株式
- 日本株式
- 米国債権
- 日本債権
の4資産分散投資です。
期間は20年間
つみたてNISAは20年間の長期投資を行うことができます。
私はつみたてNISAの運用期間をフルに活用し「長期間」の資産運用を目指しています。
コツコツ20年間積み立てることで、複利の恩恵をフルに得ることができます。
まとめ
今回は長期投資×複利が何故オススメできるのかをまとめてみました。
皆さんも今回の記事を参考にしていただき、”長期期間”×”複利”で資産運用を有利に進めるようにしましょう。