【リスク】NISA(つみたてNISA)の4つの決定的なデメリット
こんにちは。
今回はNISAの”デメリット”についてまとめてみたいと思います。
私も毎月66,666円積み立てており、将来的には子供の教育資金に充てたいと考えています。
NISAの利用用途によってはリスクを理解できていない場合、大変なことになってしまいます。
逆にリスクを理解する事で、ダメージを最小限にすることも可能ですので、ぜひこの記事を参考にリスク対策を行いましょう。
NISAとは
NISAの制度内容・NISAとつみたてNISAの違いなどについては過去に記事でまとめていますので、リンク先を確認してみてください。
NISAのデメリット5つ
それでは早速、NISAのデメリットについて確認していきます。
結論から申しますと、NISA(つみたてNISA)のデメリットは
- 元本保証でない
- 損益通算ができない
- 売却した非課税枠が再利用できない
- 非課税期間が限定されている
の4点になります。
項目だけですとイメージがしにくいと思いますので、それぞれのデメリット内容について詳細を確認しましょう。
元本保証ではない
第一のデメリットとしては元本保証でない事が挙げられます。
元本保証でないため、運用がうまくいかなかった場合は元本割れしてしまいます。
これはメリットと密接に関わっており、上記図をみていただくと分かる通り、NISA対象の投資先ではどれもリターンを得られるものが挙げられます。リターンが得られるものには当然リスクも必要となり、元本保証でないことはリスクの一つとなります。
損益通算ができない
通常、複数の証券口座で投資を行なった場合、複数の証券口座で行った1月〜12月の利益と損失を合算して税負担を軽くする事ができます。これを損益通算と言います。
例を挙げると、損益通算ができる場合、
- 証券口座Aで100万円の利益
- 証券口座Bで80万円の損失
を得た場合は、100万円–80万円=20万円が課税対象となります。
一方、NISAの場合は損益通算ができませんので、
- 証券口座Aで100万円の利益
- 証券口座B(NISA口座)で80万円の損失
を得た場合は、100万円全てが課税対象となってしまいます。
売却した非課税枠が再利用できない
NISAでは毎年120万円、つみたてNISAでは毎年40万円が非課税枠として与えられますが、一度利用して売却してしまうと再利用をする事ができません。
言い換えると、NISAでは気軽に売買する事ができないという事です。
例を挙げると、NISAで1月に60万円分の株を購入し、2月に60万円分を売却した場合、元々残っている60万円分の非課税枠しか使う事ができません。つまり、一度売却してしまうと、その非課税枠は再利用ができないと言う事になります。
非課税期間が限定されている
NISAの最大のメリットは投資によって得た利益を非課税で受け取る事ができる点となりますが、非課税期間は限定されています。
- NISAは最長5年間
- つみたてNISAは最長20年間
です。
本来、投資では時間をかければかけるほど”負けにくい”、”勝つ場合は増える額が雪だるま敷に増える”となることが定説となっています。
他記事で長期×複利のメリットをまとめたものがありますので、貼らせていただきます。
通常の証券口座では期間を気にせずに投資を行う事ができますが、NISA口座では期間が限定されていることから、投資方法に制限がかかるといった印象です。
こちらもNISAのデメリットの一つですね。
まとめ
今回はNISAのデメリットについてまとめましたが、いかがでしょうか?
私自身、つみたてNISAを利用していることから、デメリットをしっかりと理解した上で運用する事が大切であると考えています。
NISA自体はぜひ皆さんにも使っていただきたい制度ですので、今回まとめたデメリットを理解した上で、NISAを活用して資産運用していきましょう。