【割高か割安か見極める】バフェット指数とは(初心者向けにまとめてみた)
こんにちは。kasaです。
相変わらず株価暴落が連日で継続しています。
リーマンショック以上の暴落が続き、私の資産も下がり続けています。
こんな状況ですが、下記のツイートをしました。
#NYダウ平均 が暴落中 21,200.62$となり、前日比−2,352.60$(9.99%)を記録しました 連日の暴落となり、昨日は過去ワーストの下げ幅となったようです 本日の日経平均もつられることが予想されます。株価の動きには注視しておきましょう #資産運用#投資信託
今回は「バフェット指標」についての話をします。
株価の変動が大きな昨今ではありますが、金融・経済の勉強をして少しでも資産運用を有利に進めましょう。
バフェット指数とは?
結論「株価の値が適正値かどうか判断できる指標」ですね。
詳細をみてみましょう。
世界的投資家ウォーレン・バフェット氏が使用する指数
バフェット指数とは世界的に有名な投資家ウォーレン・バフェット氏が使用していると言われる投資における指標です。
有名な投資家が使用しているとされている指標ですので、我々も理解して投資・資産運用に役立てるようにしましょう。
何をもとに計算された指数?
計算方法は簡単で
バフェット指数:株式市場の時価総額÷その国の時価総額×100
で算出することができます。
これは
ココがポイント
・GDPが実体値なのに対し、株価は期待値である
上記の2点から「期待値」が「実体値」に対してどういう状況かを確認することができるのがバフェット指数となります。
現在(2020.4.23現在)のアメリカのバフェット指数は129.14で、コロナウイルスの影響で株価は暴落中であるものの、まだ「高値」であると判断できます。
バフェット指数の使い方
前の章をもとに計算された値をもとに、現在の株価が相場よりも「安値」か「高音」なのか判断できるのがバフェット指数です。
具体的にはバフェット指数が
- 100%より高い時は割高
- 100%より低い時は割安
であると判断し、割安の時に購入して割高の時に売却のが株式投資ではベターであるとされています。
なかなかそんな理想通りの投資は難しいんですけどね。
オススメの使い方
これまでバフェット指数についてまとめていきましたが、気になるのは実際の「使い方」ではないでしょうか?
バフェット指数を使用して株の購入タイミングを見極めることができますが、それ「恐怖指数」を組み合わせることで信頼できる投資ができるようになります。
私がお勧めする使い方をお見せしますね。
恐怖指数×バフェット指数で購入タイミングを見極める
投資のタイミングを見極める指標はいくつかありますが、私がオススメするのは「恐怖指数×バフェット指数」で投資タイミングを見極める方法です。
バフェット指数でわかることは「相場に対して現在の株価が安いか?高いか?」ということです。
恐怖指数とはなにかを見てみましょう。
恐怖指数(VIX)ってなに?
ココがポイント
恐怖指数についてまとめた記事がありますので、よろしければ参考にみてみてください。
こちらもCHECK
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【株価の変動を予想できる?】恐怖指数(VIX)についてまとめてみた
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【2020年現在】恐怖指数×バフェット指数で使ってみる
バフェット指数を確認
まずは現在のバフェット指数を確認してみましょう。
バフェット指数は100より大きい場合は割高、100より小さい場合は割安であると判断できます。
ちなみに現在のアメリカのバフェット指数は129.14ですので、相場よりも「割高」であるとわかります。
次に現在の恐怖指数を見てみましょう。
恐怖指数を確認
恐怖指数が
- 20以下であれば株価は落ち着いている
- 20以上の場合、株価はまだまだ動く
と判断することができます。
現在の恐怖指数は57.83であることから、株価はまだまだ動くと予測することができます。
今は買い時ではない
つまり、
- バフェット指数:現在の株価は割高である
- 恐怖指数:まだまだ株価は動きそう
であるということがわかり、現在の株式市場が株価暴落中であることを踏まえると「今後も暴落は継続しそう」であると予測できます。
過去の不景気の時のバフェット指標を確認
リーマンショックの際はどうだったのか?
リーマンショックとは2007年8月頃より始まった世界的不況のことを指します。
名前の由来はアメリカ大手銀行のリーマン・ブラザーズの破綻を皮切りに不況が加速したことから「リーマン」の名前が取られました。
2007年8月31日時点でNYダウ平均が13,930💲だった時点から2009年2月27日時点で7062💲まで急落し、2013年2月28日時点で14054💲に戻るまで約5年半の年月を要しました。
ちなみにその時のバフェット指数を確認しましょう。
NYダウ平均 | バフェット指数 | |
2007年8月31日 | 13930💲 | 107.58 |
2009年2月27日 | 7062💲 | 51.37 |
2013年2月28日 | 14054💲 | 98.14 |
バフェット指数を確認すると暴落前の2007年8月31日時点では100以上の値をつけており、最も暴落していた2009年2月27日時点では51.37と100以下の値となっています。
つまり、暴落前は100以上の値をつけているから「暴落の兆候」が出ており、底値をとっていた際は100以下の値をつけていることから「改善の兆し」が出ていた事がわかります。
コロナ影響はまだ長引きそうだ
下記の表は2020年4月23日現在のバフェット指数とNYダウ平均を示した図です。
NYダウ平均 | バフェット指数 | |
2020年2月19日 | 29348💲 | 158.14 |
2020年3月20日 | 19173💲 | 110.76 |
2020年4月23日 | 23515💲 | 129.14 |
2020年2月19日から始まったコロナ影響の株価暴落の底値は2020年3月20日で、その際のバフェット指数は110.76です。
リーマンショック前のバフェット指数ですら107.58ですから、まだまだ暴落の予知が残されていると考えるのが無難かもしれません。
まとめ
今回は株価が割高かどうかを判断するための指標の一つである「バフェット指数」についてまとめてみました。
この記事を通じて「バフェット指数」を理解していただき、今後の資産運用を有利に進めていただければと思います。