積立NISAで12万損している私がそれでもつみたてNISAをオススメする理由
こんにちは。kasaです。
わたしは投資を始めてから約2年が経過し「つみたてNISA」「iDeCo」「個別株式」など投資先も多岐に渡るようになりました。
さて、そんな私が先日に下記のツイートをしました。
投資初心者は #積立NISA をやるべき理由 ・毎月少額の積立ではじめやすい ・投資信託なのでプロが運用してくれる ・ #ドルコスト平均法 で負けにくい投資 ・ほったらかし投資でok 最初は貯金感覚で #積立NISA をスタートし、 今では私も投資サラリーマンの一員です #ブログ書け
2年間の間、投資家としていくつかの投資を行なってきましたが、初心者の方は「つみたてNISA」を最初の投資方法として選択するのがベストであると感じています。
ただし、実は現在私はつみたてNISAで15万ほどマイナスしています。
どうして損をしている状態でさえ「つみたてNISA」をお勧めしたいのか理由を含めて解説していきます。
12万円の損をしている実績公開
これまでプラス収支でしたが、一気にマイナス収支に転落しました。
「約92万円を投資➡︎80万円の評価額」つまり「12万円損をしている」状況
実は1ヶ月ほど前まではプラス収支でした。
約85万円の元本でおよそ100万円の評価額でしたので、18%位入っていたと思います。
ただし、コロナウイルスの影響から世界的に株価が暴落していきました。
私のつみたてNISAも「米国株式」を中心に「外国債権」「国内株式」「国内債権」に分散投資をしていましたので、例外なく積立NISAも影響を受けてしまったといった流れです。
それではこんなに損をしているのにも関わらず、どうしてつみたてNISAをお勧めできるのかみていきましょう。
積み立てNISAをお勧めする5つの理由
投資初心者につみたてNISAをお勧めする理由は5つありますが、一番お勧めしたいのは「投資初心者の勉強ツールになる」点です。
投資初心者の勉強ツールになる
これだけつみたてNISAで損をしていても、投資初心者の方には積立NISAをお勧めしたいです。
これは結論「投資に必要ないろはを学ぶことができる」からです。
さらに投資の最小額が100円とかなり少ないこと、満額でも33,333円と少ないこともお勧めポイントです。
これなら投資初心者が1年で数百万も損することはまずあり得ないですからね。
つみたてNISAには
- 分散投資(国内外株式・国内外債権)
- インデックス投資
- ドルコスト平均法
- 複利の考え方
など、投資家として必要な「いろは」を学ぶことができます。
いきなり個別株式を始めたりするよりも、一度つみたてNISAで少額からコツコツ始めてくるのがベストではないでしょうか?
投資の入門編として最適なのは、つみたてNISAから投資をスタートさせ、一通り基礎を学べたところで本格的に投資(個別株など)を始めるというのが黄金ルートであると認識しています。
ドルコスト平均法で負けにくい投資が可能(一番のおすすめ)
投資初心者の方に必ず理解していただきたいのがこの「ドルコスト平均法は負けにくい投資が可能」です。
過去にドルコスト平均法についてまとめた記事を貼らせていただきますので、ドルコスト平均法について知らない方は参考にしてみてください。
20年間の長いスパンで「リスク分散」して投資する
つみたてNISAの最長投資期間は20年間になります。
ドルコスト平均法が本領発揮をするのは
- 一定の金額を
- 定期的に
- 長期間継続する
の三拍子が揃った際になります。
一括購入の場合、購入したタイミング次第によってその後の利益状況が左右される事になります。
一方、ドルコスト平均法では一定額をコツコツ積立ることになりますので、高いときにも安いときにも購入していく事になり、購入したタイミングによるマイナスの発生というリスクを回避することができます。
19年負け続け最後の1年で勝ち越すのが最強の儲けパターン
また、ドルコスト平均法がどんなときに本領発揮するかを理解しておくことも重要です。
結論「一度下がってから最終的に上がる」というのが一番の勝ちパターンです。
そのため、どれだけ運用中に値下がりを続けいたとしても最終的に元値よりもプラス値を記録していれば◎です。
上記の過去の記事で具体例毎の検証結果をまとめていますので、よろしければご確認ください。
コツコツ積立で合計800万円を投資できる
次のお勧めポイントは「少額からの積み立てが可能」な点です。
満額でも毎年40万円×20年なのでサラリーマンに最適
つみたてNISAの満額金額は40万円(/年)×20年間➡︎33,333円(/月)×20年間となります。
つまり満額でも毎月33,333円しか積み立てることができません。
最低額は100円( /月)ですが、できる限り満額を積み立てられればいいと思います。
20年後+310万円(1110万円)になっているかも!?
つみたてNISAで運用で理論値通りに進めば20年間の収支が+310万円になりそうです。
もちろん、マイナスに触れることもありますので、−310万円になる恐れもあります。
どうして+310万円になる見込みとなるのか、詳細をみてみましょう。
3%の複利で毎月33,333円を20年間積み立てられた場合
つみたてNISAで運用できる投資信託の平均利回りではおよそ3%前後の商品が多数を占めます。
また、満額となる毎月33,333円を毎月20年間続けた場合は約1110万円になることがわかります。
つまり、満額を20年間積み立てると長期投資×複利の力も相まり310万円もの金額を手に入れることができます。
ほったらかし投資で問題なし
次は「特に何もしなくていい」点が初心者にお勧めしたいポイントになります。
プロが資産運用してくれるので安心して放置できる
つみたてNISAの投資先は全て「投資信託」の商品になります。
投資信託とは、投資家より集めたお金を投資のプロ集団が様々な観点から投資を行い、その利益を投資家へ還元するといった仕組みになります。
つまり、投資家自身がトレードをする必要はなく、ただお金を積み立てるだけで問題ありません。
投資先の決定や投資タイミングはプロに任せてしまい、我々は黙って積み立てを続けるだけで◎です。
非課税枠で投資ができる
年間40万円分を非課税枠で投資可能です。
40万円が非課税枠(通常は20%)
株式や投資信託で得た利益に対して、本来は約20%が課税されます。
つまり、通常は100万円の利益が出たとしても、そのうちの20万円は課税として没収されてしまいます。
ただし、つみたてNISAにおいてはこの課税がかからずに「非課税枠」として投資を行うことができます。
国が推進する政策(貯金➡︎投資へ)
そもそもNISAとはNippon Individual Savings Accountの略称です。
実はもともとイギリス発祥の制度であり、日本が模倣して始めた政策となります。
日本の資産運用率の低下に危機感を抱いた政府が、少しでも日本国民の資産運用率を挙げてもらうために始めた制度になります。
そのため、投資先の商品も投資信託の中でもかなり絞り込まれています。
「負けが確定しているような商品」はなく、「そこそこ勝てる商品or負けにくい商品」が積立NISAの投資先には揃っていると解釈して問題ないと思います。
積立NISAで注意しておくべきこと(デメリット)
良いところだけではなく、デメリット・悪い点も確認してから積立NISAを始めるようにしましょう。
長期投資でこそ本領発揮をする投資である
積立NISAは名前の通り、積み立てていきながら利益を出すというコンセプトの商品ですので「短期的な利益・爆発的な利益」を出す事には向いていません。
端的な利益だけをみてしまい、長期的な視点が抜けてしまう人は要注意です。
負け越しているときに解約してしまうのが一番のNGパターンとなります。
逆に、途中で負けていたとしても最後に元値まで戻ってこれればかなりのプラス収益になります。
余裕のある資金で運用するようにして、積立の途中でリタイアだけは避けるようにしましょう。
まとめると、20年という期間の中で「終わり良ければ全てよし」と理解した上で、早めに撤退することを視野に入れながら投資を進めた方が良さそうです、
良いとき(+14%)もあれば悪い時(-20%)もある
冒頭でお伝えした通り、私は今つみたてNISAで大損しています。
1ヶ月前には+10%以上を記録しておりましたので、評価額はこの1ヶ月間でかなり急落してしまいました。
- 評価額はどうしても上下してしまう
- 資産運用なので元本保証はない
初心者の方に対しては上記2つについて理解をした上で「自己責任で」投資を行うようにしましょう。
失敗は負けているときに積立をやめることだけはダメ
一番のNGパターンは「評価額が下がっている途中でやめてしまうこと」になります。
ドルコスト平均法での一番得をできるパターンは「一度下がってから最終的に元値まで戻ってくる」というもの。
つまり、例え19年間負け続けていても最終的に元値まで戻ってくれば得しているという事になります。
そううまくもいきませんので意識しておいていただきたいのは「負けているときに辞めたらチャンスを逃している」という事です。
20年間フルにやらなくてもいいですが、やめるときはせめて下がった後に元値以上に戻った点でやめるようにしましょう。
まとめ
今回は私が12万円も損をしているのにもかかわらず、投資初心者につみたてNISAをお勧めしたい理由についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
今回の記事が投資初心者の方にとって有益なものとなれれば幸いです。
質問や意見等ございましたら、コメント欄までお願いいたします。